――――幼なじみ…







あたし、幼なじみがこんなにも特別な存在だったなんて知らなかった……。 






「ナギサ…おまえがアイツを好きってゆうなら……俺、あきらめきれねぇけど…でも」







「国井!!」 









遠くから声がした。 
雅人を呼ぶ声…




――国井!!









また聞こえた。







「誰?………」








奏恵は不気味そうにあたし達に近寄った。 








「アイツだ……………」








雅人の目は怖かった。