――――あいつ………







雅人…………










会ったの………?







「雅人………………………会ったの………?」







雅人は顔をそむけた。 









会ったんだ………








どうしたらいいのかわからない…








「ナギサ…………お前…あいつの事本当は、好き…だったんだ」











「ちが………………」









違う……そう言いたかった――。 







「雅君…帰ろう…私達必要無いみたい…………………」









奏恵はあたしを見た。 







…鋭い目で  









「か…奏恵…」






いつも一緒にいた。 

いつも一緒に笑った。 

いつもいつもいつも………








離れていく――――。 







嫌嫌嫌嫌嫌!!!!!











「話し掛けないで……………もう……………














戻れないよ……………」







その言葉は、夜の静けさがより一層…







苦しく思わせた―。