約束の時間は8時。 あの公園で。 時計を見るともう七時半。 あたしはソワソワして奏恵に言った。 「もうそろそろ行く?」 「そうだね。…………ねぇ、ナギサ…ユウヤの事諦めきれない?」 ―――諦めきれない……… そうゆうんぢゃないの。 会うたび、引かれていく… ユウヤの魅力に… 「今日確かめてみる…あたしの事どんな関係だと思ってるのか。」 本当に聞けるかは分からないけど… 「了解。ぢゃっ!行こ?」 あたし達は家を出た―――。