「なんで知ってんの………?」







奏恵は声を低くして言った。







「見てたのかな………」







―すると、奏恵に鋭い勘が頭をよぎった。 










「同じ高校――――?」

















「先輩って事?まさか―――」








あり得ない…







「ナギサ、とりあえず、返信!えっと.『今日あえる?』って。」    




え!?会っちゃダメって言ったの奏恵ぢゃん! 





「えっ、会うの?」



「同じ高校の先輩だったらあたしよく知ってる!洋輔と同じ学年だから。多分。」

「よ、洋輔?あっ彼氏さん?」

「そ。なんなら一緒についてきてもらおう?男が一人いたら心強いし」








――そうだね!!





そう言って、あたしはユウヤに、奏恵は洋輔さんにメールを送った。