――沈黙。 







「え?」






奏恵絶対怒ってるなー 
どうしよう……




「会ったってどういう事?」




「違う!あの、跡つけられてた。」



「最低だね、そいつ!」






「―――最低か…」





あたし、最低な奴…好きになっちゃったんだね………


そう思った。




「跡付けてくるなんて…。でも、その後は何かされたわけぢゃ…」



あたしは下を向いていた顔を、パッとあげた。 


「………うそ…………」





奏恵はあたしの表情で察知したみたいだった。 




「無理矢理…公園で………。」




奏恵はその後、言葉も出なかった。


「で、でも…でも………無理矢理だったけど…、なんか…なんてゆうか、嫌ぢゃなかった……」