こっそり裏口から学校をでるあたし達。 




スリル満点! 



でも... 



「雅人に悪いことしちゃったかな…」




雅人のことは気になってた。 





「カップルでも、このくらいの事はしなきゃ。束縛ばっかじゃ、やでしょ?」



恋愛経験豊富な奏恵に言われると、なんか、納得してしまう。 





「そ…そうだね!」




15分後…







「はい、お疲れ。ばれなくてよかったー!」



――奏恵の家。



もう何回も来たことあるし、泊まった事もある。 




「…で、どうなの?」



「どうなのって言われても…」



奏恵はため息を吐いた。 


「ナギサ……ハッキリ言うけど、ユウヤって男に遊ばれてるだけ。だってヤったあと、お金とか…もらってないでしょ?」



確かに… 
でも。



「でもね、さっきは言わなかったけど、この間会っちゃったの…」