「桐谷、寝坊か?」




「は…い…すいませーん」




ま!雅人は? 





教室を見渡すと……








ちゃっかり座ってる…


「ほら桐谷、席に着け。」







「雅人速っ…」
「お前がおせーだけだって」



「桐谷、遅刻早々しゃべるなー」



「はっ!はい……」








もう恥かきまくりだよ…






キーンコーンカーンコーン…







そうだ。 


奏恵にちゃんと伝えないと…





あれから全然メールもこないし…





「…奏恵……」






奏恵はあたしを見て、すぐに目を外した。 






でも…







「…………ごめん」





そう言ったの―