その瞬間腰に手を回されて、ぐいっと引き寄せられた。 「えっ?!…………ん」 やわらかい感触…… 甘い甘いキスだった― この時がずっと続けば良いって思った… この登校時間がずっと… 「…………行くぞ…」 ゆっくり唇を離して雅人は言った。 いわゆるツンデレ。 可愛いなあ… 「待って」 あたしは幸せな気持ちで雅人に駆け寄っていった。