「ぇっ、雅人学校遅刻…」 「お前と一緒に行くって…言ったろ?」 雅人はそう言ってあたしの頭をポンとたたいて、笑った。 「めちゃくちゃ待ったっつーの。なんでこうゆう日に寝坊すっかなー」 怒ってるふうには見えなかった。恥ずかしがってる?の? 「ごーめーん!!」 あたしは雅人の腕を掴んだ。 無意識に見せ掛けたつもりだったけど、自然に掴めてたかな、、、 「分かりやすいよなーナギサって」 げ… ばれてた?! 「な、なにが?」 雅人は立ち止まって、あたしと向かい合った。