あたしたちは 屋上で寝そべった。 「風、気持ち良いな。」 「うん。」 こんな会話をしてたけど雅人はいつの間にか寝ちゃってたみたい。 「……雅人?寝ちゃった?」 雅人の寝顔―― かわいい… 顔の距離、約8センチ―― ちょっぴりドキドキ… ううん、あたし今すっごいドキドキしてる… ―――ちゅ――― 自分でもおかしなことしたって思った。 だけどね、したかったの。 自分から― ブーブーブーブー 携帯がなった― 誰からだろう... ――山下ユウヤ―― 「………嘘…」