まだ、話したいことは沢山有る。 言いたかったのに、言えなかったことも。 「気付いてないかもしれないけど、あたしは、」 皋のことが、大好きなんだよ あたしは、冷たいガラスに額を押し付けた。 ガラス越しに、皋の唇に、自分の唇が合った。 「また、来るから…」 今度は、ちゃんと話そう。 お互いに、 言いたいことを言おう。