あたしは脱け殻だった。 家に送ってもらってからも、制服を脱ぎ散らかして、ご飯すら食べずに、ベッドの脇に蹲っていた。 あたしの生きる希望は、皋だった。 あたしの世界の中心は、彼だった。 あたしはこれから、どうすれば良いの……?