へんじん生徒会

「そうか、やってくれるか、感謝する。ではまた」

･･････え？

“はい”って、そういう意味じゃね～～～！！

「あ、あの、待ってください！
さっきのは驚いただけで、その、肯定したわけじゃなくて･･････」

「それでは、やってくれないのか？」

生徒会長が黒い瞳であたしを見据えた

「いや、そういうわけでも･･････」

「じゃあ、やってくれるんだな」

「いや、だから、まだ何とも･･････」

「なんだ、はっきりしない奴だな」

不満そうに言う生徒会長

いやいや、こんな情報量で判断できないから！


「皇崇、佐藤さんが困ってるだろ。
ちゃんと説明してあげなきゃ」

副会長が間に入ってくれた

「いきなりごめんね、驚いたでしょ」

副会長、優しい笑顔だなぁ

「あ、は、はい」

「実は僕達、君を生徒会にスカウトしに来たんだ」

なぁ～んだ、スカウトだったのか

･････

って
「ええぇ～～～！！」