へんじん生徒会

「俺の知り合いに名の知れた画家がいるんだが、頼んでみるか?」

「でも、それだとギャランティーが問題ですね。
予算もそれほど割けませんよ」

「確かに、報酬はネックだな」

「やはり例年のように一般公募にするのが妥当だと思います」

「それも候補の一つだが、応募が殺到した場合にこの人数で普遍的な決定が下せるかどうか怪しいだろう」

会議はほぼ、会長と門城先輩の二人の会話と言っていい状態だった

香取先輩は無口だし、鳳凰堂先輩は喋る気なさそうだし、あたしは発言するタイミングがわかんないし・・・・・・

「皇崇、一ついいかな?」

副会長が手を挙げた
何言うんだろ?

「理人、悪いが後にしてくれるか?」
「副会長は黙ってて下さい。どうせボツになるんですから」

扱いひどっ!!