【短編】元殺し屋シャインと新しい味

「アーサー?」

遠くに見えた少年は、かつて組織で

共に暮らしたアーサーに見えた。

「気のせいか」

ここはあの街から何百キロも離れた場所。

いるわけがない。

「シャイン、早く来いよ」

「はいっ」

俺はまた敬礼をして

彼女のあとを追いかけた。

-END-