「「はあぁ~~。
楽しかった。」」

二人は、それぞれに楽しんだ。

「幹太、お腹空かない?」

「空いたぁ~。」

満足した幹太は、ニッコリとして、あたしを見た。

再び、幹太の手を繋いで、レストラン街に移動。

でも、レストラン街もいっぱい。

仕方なく、少し歩く事にした。

興奮冷めやらぬ幹太は、「サイダー最高!!あの、サイダーキックは、超~ヤバかったし!」

と一人ペラペラと喋っていた。

本屋の前を通ると、幹太が「あ~っ!!サイダーだあ!」

と、あたしの手を離れて本屋に走り出した。

「幹太、危ないよ。」と声をかけた瞬間
誰かと、ぶつかったみたい。

「幹太!」

慌てて、あたしは幹太に駆け寄った。