と、言ったものの外は朝から灼熱地獄。

少し歩いただけでも汗が噴き出る。

「暑い…。」

その言葉しか出ないし…。

駅のホームに着くと人…人…人。

夏休みもあって、凄い人だ。

見てるだけで、暑苦しい。

切符を買って、迷子にならない様に幹太の手をしっかり握った。

幹太の頭ん中は、大好きな「仮面サイダー」の事でいっぱいらしい。

暑いのに、実に嬉しそうな顔をしていた。