よっしゃあぁ!

あたしは、思わず小さくガッツポーズをした。

裕子に手を引かれながらも、スライダーへ向かう幹太。

「うわぁ、すごっ」
高さ50Mは有るであろうスライダーが名物のプールだけあって、人が凄い。


「ワクワクすんねぇ~。」

「もうねぇ、ヤバイから。これ。」

「幹太、怖くないからねぇ。」

ニコニコのあたしと違い、少しブルーな幹太。

あたしも、そっと幹太の手を繋いだ。