「何、何!?

親戚の子?

幾つ?その人イケメン!?」

はぁ…。

裕子、完全、誤解してるし…。

裕子は、あたしの友達で、自他共に認めるイケメン好きだ。
「あのねぇ…。

親戚の子と言っても幼稚園児だからぁ!
残念だけど。」

そう言うと、電話越しに、あからさまにガッカリしてる裕子だった。

「なぁんだぁ。

幼稚園児かぁ…。

あっ、じゃあさぁ、
今からそっち行くよ。

暇だから。」

「いいけどぉ?」

「じゃあ決まりね!すぐ行くから。」

幼稚園児の相手しに来るなんて、どんだけ暇なんだ、裕子は…。