「じゃあ、帰るな」
「うん。気をつけてね?」

「サンキュ。
ほら、早く幹太のとこに行ってやんな?待ってるぞ。」


チュッ。


オデコにキスをしてくれた。

沢田君の姿が見えなくなるまで、玄関先であたしは、ずっと手を振っていた。

「ととと、幹太。」
急いで部屋に行き、幹太の様子を見に行く。

「幹太、ごめんね?」

プリンを一口食べただけで、またスヤスヤと眠ってしまっていた。