「いや…あの…彼氏待ってるんで。」

と返事したのに、

赤髪のチャラ男が、
「いないじゃん。
一緒に泳ごうぜ?」
その瞬間、あたしの右腕を掴んできた。
「やっ…あの…彼氏もうすぐ来るんで、離して下さい?」

沢田君、助けてぇ!怖いよぉ~!

「早く行こう?」

金髪のチャラ男も、あたしの腕を掴もうとした時だった。

「その子、俺の彼女なんだけど、何勝手に触ってんの?」

凄い怖い顔をした、沢田君が、二人のチャラ男を交互に睨んでいた。

「チッ…。行こうぜ。」

そう言って、赤髪のチャラ男が腕を離して、金髪とどっかに行った。