別に、いいけどぉ?
「何が、いいの?」
ギョッ……!

「かっ…幹太!」

毎度毎度の、あたしの妄想癖……。

怪し気な顔を浮かべて見ていたのに、いつの間にか普通の突っ込みだけになっていた。

「どうでもいいけど、早くご飯…。」

はうぅぅ!

時計を見ると、確実15分は経過していた。

そっ…そんなに?

どんだけ妄想してたんだ、あたしは!

「早くぅ~。お腹空いたぁ。

海行くんでしょ?」
「急ぐから、待っててね?」