朝だ!

普段より早く目が覚めたあたしは、カーテンを思いっきり開けた。

何だか、太陽までがあたしと、沢田君との交際を祝福してくれてる様だ。

思わず、サンサンと降り注ぐ太陽の光りにまで「ありがとう。」

と呟いてしまう程。
「ん…。」

眩しいのか、幹太が寝返りをした。

「幹太ぁ~、起きなよぉ~~~。

絶好の海日和だぞぉ~~。」

タオルケットに潜って寝てる幹太を揺すった。

「うう~ん…。」

潜っていたタオルケットから、小さな顔をピョコっと出した。