「そう…だったんだぁ…。」

すまん!山田。

邪魔者扱いして…。
何気にいいヤツだったのね?

好きにはなれないけど、いい人って事で!?

「ねぇ、歌恋はいつから、俺の事好きだった訳?

さっき俺答えたから、次歌恋な?」

少しニヤけながら、沢田君の質問してきた。

「あっ…あたしも、入学式から、好きだった。

体育する沢田君、考え事してる時、鉛筆回す沢田君、友達と喋る沢田君、笑顔の沢田君…。

全部……好き。」

顔があっつい。

かなり今、茹でダコだ…あたし。