「よっ!木村、さっきぶり。

どうしても、欲しい本有って、買いに戻ったら、幹太いたから、マヂ、びっくりしたよ。」

ダメだ……。

完全ショートした。
「歌恋!?」

幹太が、あたしの前で、手をブンブン振って、意識を確かめてる…。

「木村?大丈夫?

フリーズしてね?」

口は開いたまま、目は、パチパチさせた
まま、フリーズ。

「歌恋のバァーカ!おっぱいペッタンコ!!」

本屋に響き渡るであろう声で、幹太が絶叫した……。