あの日

「え…なんで海君が??」

『ッるせぇ。広瀬にお前のこと見て来いって言われた。
けど、お前何回呼んでも、気づけねぇから殴った。
で、なんか俺に聞くことが~って言ってたじゃん??
聞くことって何??』

え~っと、これって言わないといけないかな…
出来ることなら、この状況で言いたくない。

そう考えてたら、また叩かれた。

『早く言え』

って言われたら、言わざるおえないよね…



よし!!美心決心した!!

「ん~と…美心には関係のないこともかも
しんないけど、ちょっと気になって~。
今日、休み時間に女の子と一緒に居たじゃん??
あれって彼女??」

これが気持ちを伝える言葉の
精一杯な言葉だった。
私はその後、ずっと恥ずかしくて下を向いていた。

そしたら…
『んー。そんな関係じゃないよ。
第一、美香より田崎のほうが
可愛いと思う♪
ってか、君いらないから♪』

だって…ってええぇぇぇええ?!?!?!?!

今なんとおっしゃいました??

あんな可愛い子より、私に興味があるなんて…


これは、脈アリ??


期待しちゃっていいのかな??