☆★心風★☆

「ちょっと…まだ終わってないじゃない!」



女は奇声に近いものを発した。



「…うっせえなぁ。また遊んでほしかったらおとなしく帰れよ、ブス」



「なっ…」




女はくやしそうに唇を噛み締めると、制服を着始めた。



って、ここから出るんだよね?



やばいじゃん!早くどかないと!!



私はその場からなんとか足を動かして、移動した。私が移動したところは階段の上。



…前、私たちが“あの男子”に言いに行ったとき、不良グループがたまっていたところだ。



涙がポロポロと溢れ出す。