☆★心風★☆

目の前にあの苦手な男子がいる。



……トクン…トクン…



胸の鼓動が速くなり、変な汗が掌を伝う。



妙な緊張感が私の周りを漂う。



私は…この人が……本当に好きだったんだ…



今になって考えると信じられない。



「とぼけないでよ!去年の合唱コンクールのときよ!」




実花ちゃんは負けずと言い返す。



でもそんな実花ちゃんにも動揺の1つすら見せない。


なんだこの男っ…。



あのときとはまた違う雰囲気…?なような気がする。



怖いというよりも懐かしいというか…なんかまぁ、別の意味で恐ろしい。