☆★心風★☆

「んなこと言われても、あきらめねぇからな?」



そう言うと、春河くんは私の家を出ていった。



「春河くん…!」



あ、行っちゃった。



私には鴻上くんしか有り得ないのに。



春河くん、何で諦めないんだろう。



ソファーでごろごろしていると、またインターホンがなった。



時計を見る。



「…あ、今度は鴻上くんだ!」



私は急いで玄関の戸を開けた。



「よお…」



クールな鴻上くんが私の前に顔を出した。