「だから学校では、なかなかできないんだよな。ごめんな」



鴻上くんは申し訳なさそうな顔をした。



「ぜっ、全然!」



そ、そんな、とんでもない!!



鴻上くんと付き合えてるだけで幸せなのに…。



「これからはもっと、お前を大事にする」



そう言って鴻上くんは、私の唇に優しいキスを落としてくれた。



もう、キス慣れしちゃったよ…。



最近ファーストキスしたばかりなのに。



でもまだ、“大人のキス”はしたことない。



さすがに中学生では早いよね…。