☆★心風★☆

私は、向かい側のカップルに親近感を抱いていたのかもしれない。



ここから離れるのを、少し躊躇った。



でも、2人きりになりたくないと言えば嘘になる。



私だって大好きな鴻上くんと、ラブラブしたい…。



私たちは公園を後にし、どこかの路地裏へ入った。



なぜか、とても落ち着く。


暗くて、あまり何も見えなかった。



見えるのは鴻上くんの顔だけ…。



周りに人は、誰一人としておらす、私たちにはとても都合がよかった。



「…やっと2人きりになれたな」



そう言って鴻上くんは、後ろから私を思いっ切り抱きしめた。