☆★心風★☆

「み、実花ちゃん…?」



私は、実花ちゃんが出ていった自動ドアを見つめながら呟いた。



「あいつホント、気の利くやつだなー」



鴻上くんは、そう満足そうに言って私の肩を引き寄せた。



うわ……。



学校と違って大胆!



でも、そんな鴻上くんも好き。



全てが、ホントに大好き。



周りの視線には気づいていたけれど、今は鴻上くんから離れたくない。



そんな思いが強かった。



だから、私も肩を抱いている鴻上くんに身を委ねた。


近くから鴻上くんの吐息が聞こえる。



どくん、どくん…と私の心臓は速さを増す。