☆★心風★☆

だからお願い静まって…私の心臓!



春河くんは私に近づいてきて、真っ直ぐに私の目を見つめた。



…怖い。



鴻上くんのときとは違う怖さが、私の心を貫いた。



「…俺、お前に言っておかなきゃいけないことがある」



ゴクリ、と生唾を飲み込んだ。



「俺…合唱コンクールのとき、あんなこと言ったけど実は…」



手に変な汗がじわじわと滲む。



実は……?



実は何…………?



あのときの真相はなんだったっていうの…?



「俺、恥ずかしくてあんなこと言っただけなんだ」