☆★心風★☆

あれ…?



もしかして、前のこと忘れてる?



そっか…。



架村にとってはなんでもないことだったんだ。



てか、なかなかしゃべらないってことは、俺が何か言わなきゃいけないのか?



えーっと…。



やっぱり好きな女を前にすると、頭が真っ白になるな…。



とりあえず、昨日なんで休んだか聞いてみよっと。



昨日、なぜかわからないけど架村は休みだったんだ。



「昨日、何で休んだの」



「へっ?」



「だから、昨日休んだワケを聞いてんだよ」



「あっ…昨日…」



だから、なんでそこで口ごもるんだよ!



そんな架村に少しイライラし、気がつくと俺は架村のこめかみ部分に手が伸びていた。