☆★心風★☆

「あとは、架村さんだな」



…狩河はちゃんとわかってくれている。



俺がなにを聞こうとしているのか。




だから狩河は静かに、架村の名前が出るまで黙っててくれた。



俺、コイツのこういうとこ好きだ。



外見にかかわらず、友達思いなとこ。



だから、居心地がいいのかもしれない。



「架村、A組…」


三沢先生の架村を呼ぶ声が、キラキラして聞こえた。



「あ…」



「お、おい。今の…聞いた?」



狩河は嬉しそうな顔をした。




「お、おう…。でもホントに…?」




こんなことってありえる?




「架村と…同じクラスだ」




俺は嬉しくてたまらなかった。