☆★心風★☆

その女は、前視聴覚室で見た女とは違った。



ストレートに肩まで伸びた茶色い髪。


ピンクの唇に、赤く染まった頬。


パッチリした大きい目、白い肌…。


…すべてが“美人”を感じさせるものだった。



不良たちは、この前いた階段の上なんかじゃなく、視聴覚室の前にたむろっていた。



鴻上くんの右手が、女の頬に触れる。