たとえ、内容が冷たくても、私は嬉しかったんだ。



はーあ…時間、あのときに戻ってくれないかなぁ…。



なんて考えていると、机の前に人影が…。


でも私は机に伏せた状態になっていたので、白いブラウスしか見えなかった。



ゆっくり見上げていくと、その人の顔が視界に入る前に、頭に手を乗せられてしまった。



「えっ…誰っ……」


「この前はゴメンな」



「え?」



低くて…よく通る声……


この声は…もしかして……!?



「こっ…鴻上くん!?」