確実に人に後ろ指指されぬように生きたかった、例えば全てを敵に回しても私のスタイルは崩さなかった。
ちょうど色んなことに興味を示す年齢になり「悪いこと」と知りながらもやってみる。
そういう子供らしさも私は許さなかった、友達に色々と世間やなんかを偉そうに説明したりもした。判ってもらえず、去っていく友達は沢山居た。

構わなかった。誰が居なくなろうとも、関係なかった。彼女の再婚、再々婚に伴い、その度に生まれてきた弟たち・・・その二人の弟たちさえ守れたら他には何も要らなかった。

なぜなら、私がこの世の中に生れ落ち初めて愛したのは弟だった。
私の大切な大切な弟。誰にも傷つけさせるものか・・・そう躍起になっていた。
ここまでが簡単な私の履歴とでもいっておこう