「大丈夫?」 さっきのように乱暴な口調ではなく、優しい声で問いかけてくる。 「はぃ、ありがとうございます」 あたしはペコリとお辞儀をした。 「こんな夜遅くに女の子が外歩いてちゃあぶないよ。 もし、俺がここ通ってなかったら…」 男の子はそこで言葉を濁した。 そうだよ… あたし、もう少しで危なかった。。。 この人のおかげで助かったんだから。