ヤンキーさん1人の時に、トイレに走って駆け込んで電話掛けるべきだった…。 「大和さん、コイツを殺っちまうんですか?」 仲間の1人がそう言った瞬間、全員があたしをすごい目で見てくる。 見られただけでもう泣きそう。 もう、目ぼやけてきた… 「ああ。 でも、ヤッたほうがいい気がすんだよな。 この顔だし」 「そうっすね♪」 足も震えるだけでピクリとも動かない。 動いて―――!!! そう願ってみるものの、全く動かない。