*Lover's Re Mode*

急激に脱力感に襲われる。
ふらふらとベッドの上に転がった。

ほっとした様な。
気が抜けた様な。

やっぱり夢だったのか。
いくらなんでも密室に迄して、接触だけで終わらせるなんて…

残っていた温もりや感触は気のせいで、ただ単に私の妄想から生まれでたものだったのかもしれない。

現実?夢?妄想?

不確かで、曖昧なままだけど、『妄想』だったと結論付ける他無かった。

全てが謎のベールに包まれた。
包まれた筈だった。
今日この日までは―…。