「何があったんだ、レナ?」
真木ヒナタは、やさしくレナに話かけた。
「・・・買い物帰りに絡まれた連中が・・・きて・・・みんな・・つれて行ったの・・・ごめんね・・・ヒナタお兄ちゃん・・・私、みんな・・・守れなかった・・・」
レナは、痛みで顔をしかめながら、必死に真木ヒナタに状況を説明する。
「誰だ、そいつらは?特徴とか無いのか?」
レナは、真木ヒナタの問いに悔しそうに首を横に振った。
「その相手でしたら、こちらに心当たりがありますよ。」
真木ヒナタの後ろから、龍一が声をはさむ。
レナと真木ヒナタが、龍一の方を見る。
「あっ・・・」
レナが龍一と大和に気づき、思わず声を上げる。
「どうした、レナ?」
「ヒナタお兄ちゃん、この人たちが、買い物帰りに助けてくれたの。・・・ヒナタお兄ちゃんの知り合いだったの?」
「・・・ああ。」
真木ヒナタは、どういう知り合いかはレナに説明はせずに、返事だけ返した。
もっとも、どういう知り合いかレナに説明できるはずもないが。


