ヤクザと執事と私 1



時計は、深夜12時を過ぎていた。


真木ヒナタは、レナ達と住んでいるアパートとは別のアパートの部屋に1人たたずんでいた。


ここは、殺しのための道具をおいてある特別な部屋だった。


当然、レナ達には教えていない。


老人に貰った紙を見る。


紙には、ホテルの名前と部屋番号が書いてあった。


真木ヒナタは、その紙の内容を覚え、すぐにライターで火をつけて燃やす。


紙は、刹那、大きな炎に包まれ、灰へと変化した。


その様子を瞬きせず見つめ、そして、灰になったところで紙から目を離し、立ち上がった。


その姿は、まさに少女以外の何ものでもない姿。


しかし、その少女の服の下には、しっかりと拳銃やナイフが装備されている。


真木ヒナタは、一度だけ深く深呼吸をして、その部屋を出て行った。