それは、いきなり起こった。 叫ぶ暇もなく、路地裏に連れ込まれる。 路地裏には、一台の車が止まっているのが見える。 レナと子供2人は、いきなり現れた男5人に囲まれ、連れ去られてしまった。 連れ去られながら、レナは、どうにかして子供達だけでも逃がそうともがいてみたが、屈強な体格の男達の腕は、レナの力では、振りほどけなかった。 (ヒナタお兄ちゃん・・・) レナは、心の中で真木ヒナタを呼ぶ。 しかし、当然、真木ヒナタがここに現れるわけはなかった。 (みんな・・・ごめんね。)