「えっ?」 ポチの動きが止まる。 真木ヒナタは笑ってはいたが、どう見てもその笑いは、冗談の笑いではなく、本気の笑いだった。 「それじゃ、行きましょうか?連絡がありましたら、私の携帯を鳴らしてください。」 執事が店の男に声をかけておいて、真木ヒナタと一緒に店を出て行く。 私もその後ろをついていく。 ポチは・・・・本当に重そうな足取りで私の後ろを歩きながら、必死で記憶を頼りに店を探しているようだった。 私には、ポチに心の中で頑張ってということしかできなかった。