「おう、何があったんだ?」
真木ヒナタが、ソファに座って傷の手当てをしている男に話しかけた。
話かけられた男は、真木ヒナタの姿をみて、すぐに立ち上がり挨拶をする。
「失礼しました。真木さん。気付きませんで。」
「いいから、怪我の手当てをしながら、何があったか説明しろ。」
男は真木ヒナタに言われたとおり、ソファに座って傷の手当てをしながら、何があったのかを説明した。
「好きなだけ飲み食いしときながら、会計段階になって、こんな金額払えねーと暴れだしたんです。」
「他にも組員がいただろ?奴らはどこにいったんだ?」
真木ヒナタが、店の中を見渡しながらたずねる。
店の中には、私たち以外に3人の男がいる。
「はい。今、2人は、その暴れた客を尾行しています。」
「そうか、それで、その会計の金額は?」
「はい。50万円です。」
私は、耳を疑った。


