ヒナタに会った日の事は忘れもしない。

あの、寒い、寒い冬の日。

僕が恋人に振られて、居場所を探していたあの日。

僕はありったけの勇気を振り絞って、声をかけたんだ。

「一緒に住まない?」って。

今思えば、僕にしては大胆な事をしたと思う。

でも、ヒナタの笑顔が見たいと思ったんだ。

僕たちは出会ってしまったんだもの。