「けどやっぱ莉緒ほっとくとどんどん頑張っちゃうし。
お前、止まんねーだろ…。
俺莉緒ばっかに仕事させるほどバカじゃないから」
1つのベンチに2人で腰掛ける。
そんな状況にドキドキしてる私。
誰にも見られてないかな?
蓮はドキドキしないのかな?
色んなことが気になるな…。
「そっか。ありがと。
皆にもお礼言わなきゃね。
ってか蓮、皆に頭下げたんでしょ?
そんなコトするなんて蓮っぽくないよ?
ムリしなくても良いのに…。
私、ホントに疲れてないんだからね?」
Sな蓮が頭を下げるのなんて執行部の人は誰も思わなかっただろうな。
ホント…何があったんだろ。
「分かったから。
たまには人に頼れよ?
ってか俺だって頭ぐらい下げるよ、大事な人のためなら」
え―?
今、蓮何て言った?

