ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~


「じ…じゃあなんで?

なんで私は知らないの?

私…何も聞かされてなかったんだよ?」




「あ~そのこと」と言いながら瑛貴はマイクの片づけやらをしている。




「あれは、蓮の気遣い…?

ってかんじかな?

蓮…気にしてたんだよ。

会長のくせに副会長の莉緒のほうが色々と頑張ってたろ?

だから『新歓くらいは俺が頑張る』とか言っちゃってさ。

『莉緒には何も言うなよー、あいつ何か言ったら絶対手伝おうとするから』

って…口止めされてたんだ」




「俺も副会長なのになぁーそんな言葉、蓮に言わせてみてーよ」と瑛貴は付け加えてたけど私の耳には届いてなかった。









―また増えるじゃん。




     好きってキモチ―







なんでそんな好かれるようなことすんのよ。



私苦しいじゃん。




もう…やだよ。