「片付けめんどーい!!!」と瑛貴や昴がグチってる輪の中に私はすかさず入る。
「ねぇ。
私の方が絶対疲れたと思うんだけど…?」
「はー?何言っちゃってんのよ莉緒さん。
あなた結局司会らしきコト何もしておられませんよね?」
瑛貴…それは言わないで…
…そう言われちゃ終わりなんだけど…。
「で…でも!こんなことあるとか聞いてなかったし!
ってか始めだけあんな派手にやって中身ショボすぎるし!
だ…誰なのよ!あれ考えたの!」
「はぁ…。そこまで言う?
ひどいよなぁー莉緒も。
アレはね、蓮が全部考えたの。
俺らもね全くやる気無かったんだけど、蓮が頭下げてくるからさぁ。
しゃあねーなーみたいなのり」
蓮が…?
蓮…そんなに頑張ってたの…?
「すごかったんだよぉ、蓮クン。
何回も僕たちに頭下げてきてねー。
僕びっくりしちゃったよぉ」
そんな…。
蓮そんなことしてたんだ。
全然知らなかったな…。

